この記事は約 2 分くらいで読めます
商品へのお問い合わせの中で、頑丈さや耐久性の確認、酷使しても平気かと問われた場合には、基本的にはNGや確認要項で返答しています。相対的に使用頻度や程度が増す場合、維持管理コストも増すことが必要となります。製品が故障する場合や異常の発生原因の多くはオーバーユース、つまり使いすぎです。
一般的に認識される消耗品の範囲はもちろん、フレームやホイールも使いすぎれば壊れます。むしろ、初期不良等は除き、それ以外の原因で壊れたものは現代では見当たらないというのがメカニックの一般的な認識です。使ったら使った分だけ現状維持コストを許容しましょう。
「壊れたら持っていく」のルーチンでは、気づかない故障の予兆を把握できず、使いすぎるケースが多くあります。それを防ぐための定期点検であり、その際は点検するまでの期間に起きた事象や記憶を遡ってメカニックに伝えましょう。あなたの愛車の事を一番知っている、いいえ唯一の理解者はあなた自身です。
定期点検と維持管理や修理をしてもなお心配や不足がある場合には、オーバーホールを依頼しましょう。オーバーホールはしなくても乗ることが出来ますが、しない場合には定期的に穴埋めをする必要があります。オーバーホールのように一気にコストを支払うよりも、サブスクリプションのように少しずつ維持管理コストを支払う方が捻出しやすく、負担も減ると思います。
維持管理に関しては、基本的なスタンスとして”まず自分で作業する”と考える必要はありません。一般的なDIYと同様に、自分でできるか調べる、理解できた場合には道具を買って作業。出来ないか、出来そうにない、理解できない場合には業者へ連絡したり、持ち込んだりします。自転車もそれらと同じで、特に変わったことはないはずです。作業者からは話を聞き、次回に備えましょう。
人間と同じですね。働きすぎや遊びすぎてしまっては、体調を崩しますので、定期的に休ませ、リフレッシュを行いましょう。
購入の際にはお店に相談し、ご自身の使用目的や頻度などを鑑み、選択を行いましょう。価格は高いものほどより厳しい使用環境に耐えますので、安いものほど壊れやすくなります。
1件のコメント
コメントは受け付けていません。