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はじめてのドロップハンドルにおすすめ
ミヤタサイクル ロードレックス
299,000円(税別)
フレーム・フォーク:アルミ
ドライブユニット:シマノ STEPS6180
コンポ:シマノ ティアグラ
6180は必要にして十分。激坂を含む林道を走ったとしても、楽しく走れます。Eバイクはコンポーネントの良し悪しに関しては割とどうでもいいので、10速でも11速でもどっちでも良いと思います。グレードもなんでも良いです笑。コンポで軽くする程度の重量源をしても、焼け石に水。走りを軽くしたいなら、ホイールとタイヤに手を入れることですね。それもまた、単に軽いものではダメなのですが…。
バッテリー容量も十分です。これまで色々な遊び方をしていますが、Eバイクとは言え、2日連続で走ると流石にだるいですし、5-6時間以上乗るのも結構疲れます。ゆえ、ロードレックスが搭載している418 Wh (36 V、11.6 Ah)のバッテリーによって走りきれる標高差や距離を鑑みた場合、バッテリーよりも先に人間のバッテリーが切れることの方が多いです。超人的な体力や精神力の持ち主が走れば、空っぽにまでするのでしょうけれど、私はそこまで走ってカラにしたことはありません笑
フレームもフォークもアルミではあるのですが、そういう意味での硬さは気になりません。これはグラベル系やツアラー系だからです。タイヤがもっと細くなり、高圧になった場合、タイヤがしてくれる仕事が減りますので、フレームがカーボン素材であるメリットが出やすくなります。あるいは、ペダリングにバネ感が出て楽しくはなりますから、それも合わせてオンロード専用のEロードならばカーボンの方が良いとは言えそうですが、このバイクの用途では気になりません。
これで何が出来るの?
レース以外は何でも出来ます。
■ 100km程度のロードツーリング
■ 獲得標高1800-1500m程度の山岳ライド
■ グラベルツーリング
■ パスハンティング(いわゆる峠越えライド)
■ 街乗り・通勤
1台買えば、普通の人が自転車で実現したいおおよそのアクティビティはできます。
今回の装備品
バッグ類はROSWHEELで統一。やはり、色味、デザインと素材感がすばらしい。これが黒だと野暮ったい雰囲気になってしまう。アウトドア!という感じは出るかも知れないが、私はこの雰囲気が好き。
今回のツアーに同行した店主さんたちは誰もこのバッグを知らず、「それどこのやつ?」「かっこいい」と評判は良かったようです。そうなんですよね、色々なものを見てくると、製品の特徴をスパッとキャッチしてしまうし、ROSWHEELはそういう人にフックするように出来てますね。使い心地も良好です。
収納したものは
■ ボトルポーチ:スマホと補給食1つ
■ フレームバッグ:予備チューブ、携帯用ポンプ(MTB用)、補給ジェル2本
■ パニアバッグ:財布、タオル、ハンドクリーム、替えのアンダー、GoProの予備バッテリー
です。
ロードレックスはSILEX譲りのジオメトリと太めのタイヤにより、下りでの安定感がハンパではありません。下りに自信ありな人にはリヤを軽くしておいたほうが、そこでの走りを楽しめそうです。まあ使い分けですね、ルート次第で。ソロで走る場合にはリスクも負えませんし、キャリアありでOKでしょうけど、何人かでキュンキュン走る場合にはトップチューブバッグを増やしたり、10L近辺の小さめなバックパック(トレラン用みたいな)の方がバイクを縦方向にも動かしやすいと思います。
その意味ではダウンチューブへのバッテリー内装は、バイクの前後バランスを改善しますのでベストではありますから、次期モデルには期待されるところです。しかしながら、30万円でこのバイクを買えば、あらゆる場所での、あらゆるルーティングが可能なツアラーとしては素晴らしいEバイクだと思います。
下ハンがポイント
「ディスクブレーキなら、ブラケット位置だけで下れる」という声も聞きますが、残念ながら安定した安全な走行は無理でしょう。バイクを自在に操ることは出来ません。ドロップハンドルのバイクをの際には、ドロップ部分(いわゆる下ハン)を握って操作できるようにしておくことは必須科目です。その際、つまり下ハンを握った操作を習得する歳、一般的なロードバイクよりも5センチ高いハンドル位置を持つロードレックスは、最高の教習車になります。技術を習得する際には、それがやりやすい機材やフォームであるべきですが、普通のロードバイクはハンドルが低すぎて、難しいことを余計に難しくしますので、「平坦は良いけど、下りとコーナーリングが不得意」なんていうことになりやすいわけです。
さらに、私のバイクではハンドルバー自体は低く、しかしドロップは浅いバーをセッティングし、シャキシャキ走るロードレックスに仕立てています。まだやりたいことは残っていますので、改良を施した際にはお見せしていきます。まあ、使っているバーの機種名や細かなところは企業秘密です笑。そこを書いてしまったら、わざわざお店まで来ていただくメリットが薄れてしまいますからね笑
私はお店まで来ていただいた方を最優先にしています。
お待ちしております。