もう、今からリムブレーキロードに投資してはいけない

この記事は約 2 分くらいで読めます

買ってはいけないシリーズみたいですね笑

ありましたよね、そういう本が。胡散臭いと思われるでしょうけど、わざとそういうタイトルにしました笑

この件にはそれくらいのインパクトが必要なのです。

結論から書いてしまうと、リムブレーキからディスクブレーキへの移行はメジャーメーカーでは既に完了しています。例えばメリダについても、カタログに掲載された車種をすべて数えても、クロスバイクを含めて4車種しかなく、来年はそれがさらに少なくなるだろうと思います。

一方、リムブレーキ車種を多くラインナップしたり、2022年モデル(来年)でもまだまだリムブレーキ車種を複数ラインナップするメーカーがあるかも知れません。しかし、それらは生産台数が極めて小さいマーケットの中の話で、セールスを大きく動かすメジャーメーカーではありません。

すなわち、シマノなどのコンポーメーカーは大きくシェアを占めるメジャーメーカーがリムブレーキ関連パーツを買ってくれないとわかっていますから、生産数とそのサイクルを絞り、縮小することが必要です。そうでないと市場に余ってしまいますし、むしろ多く必要なディスクブレーキ車種用のパーツ生産が追いつかなくなってしまうでしょう。2021年モデルの時点でこの状況ですから、来年以降のかなり早い段階、恐らくは1-2年のうちに供給体制やバランスが変わってくるでしょう。

そういう状況の中、私はたとえ他よりちょっと安く、軽く、良いとされるパーツが付いていようとも、リムブレーキ車種をレコメンドすることはありません。まず「止めたほうが良いですよ、その投資は後々焦げ付きます」とお伝えします。自転車を買うことは、そこそこの額の資産へ投資することなので、将来を見据えた現実的で合理的な選択をすべきかと思います。私はそのためのメリダは素晴らしいチョイスになるでしょうし、やりたいことを実現するための最適な車種選びをするお手伝いをしています。

マニアが自分の趣味として乗る分には、どんな珍しい車種でもスタイルでも、あるいは不便でも、それは”趣味だから”と割り切ってやっていくことでしょう。しかしながら、サイクリングを楽しむための道具としては、今からリムブレーキ車に投資をすべきではないでしょう。