この記事は約 2 分くらいで読めます
モダンなもっちりしっとり系
コンチネンタルの台頭とともに、コンチらしいタイヤは増えました。あのIRCでさえ、そちらに流され、売れるタイヤはコンチらしくあるべきであるというキャッチーな商品はどんどん増えています。むしろ、まだ続くの?これというくらいです。
決してコンチネンタルが悪いのに良いと言われているということを訴えたいのではなく、全くそうでなはなく、猫も杓子もコンチっぽいタイヤで良いのだろうか?という疑問です。
とはいえ、しなやかとはいえ、ヴェロフレックスのように、つまりは旧ヴィットリアのように、古臭いだけの製品になってしまっては、それは旧いものが良いのだ!というだけに過ぎず、もはやノスタルジーであり、製品評価の土台にはないと思います。これらのタイヤは細く、弱く、プアなロードバイクしかなかった時代の製品であって、現代の太く、強く、リッチなロードバイクにはアンバランスでしかなく、”雨が降ったら減速できなくて当然である”という発想を共有するものでもあるでしょう。
特にはチューブラーを理想としたタイヤ性能において、タイヤが太くなればなるほどに、チューブラーとしての性能的利点は削られ、チューブレスとクリンチャーには全く敵わない性能になります。
あくまでもモダンで、供給が豊富で、そして将来性のある製品の中で、そして信頼性を担保できる製品として、現在のグラフェンによって生まれ変わったヴィットリアは注目に値すると思いますし、ぜひ使ってみて欲しいと思います。
その中でもフラッグシップモデルにあたるコルサは、以前のコルサとは全く違い、路面環境による性能劣化が少なく、乗り心地もよく、接地感も大変自然で乗りやすいタイヤだと思います。コンチ勢が総じて、速く、硬く、レーシーで軽く、接地感の希薄なタイヤとは反対の性格だとも言えます。
なお、現在のヴィットリアのパッケージが六角形なのは、炭素原子とその結合からできた蜂の巣のような六角形格子構造をとっているグラフェンを表しているからですね。
ヴィットリア コルサ G2.0 クリンチャー
700C x 25C
700C x 28C
7,590円(税込)
ウェブストアでも販売しています
https://mattino.theshop.jp/items/34670685