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変わろうではなく、変わらないといけない
ついにTVニュースにも自転車在庫の枯渇がピックアップされるようになりました。以前から私は書いていますね。枯渇する前から、「無くなってしまうから今買って」と言い続けてきました。今は「とにかく注文してほしい」と言い続けています。まずはデポジットなしで注文しないと、買う権利が手に入れられないからです…。
「ダメになったら買えばいい」が不可能になった現実
いまは、2年前とは別の世界にいるんだと、つぶさに世の中を観察している人は気づいていることでしょう。それは生活者として、あるいは経営者として、いろいろなところで「これは…」と思う変化が起きていると思います。
自転車でも先程のように、すぐに買えないということになっており、買うにしても値段が上がっています。
少なくともあと1年半は、まともな自転車を買おうと思っても、すぐに気に入ったものが希望するコストで手に入らないので、今乗っているクロスバイクなどについてお金をかけて整備しなおすメリットもニーズもあると思います。ダメになったら買い換えればいいやというスタイルが実現しにくくなってますし、非効率になってます。
維持管理をするほうが効率がよい社会
根本的に維持管理をため込んでいることは問題です。問題であることはわかっていたけれど、そうなってしまうのも現実です。それを”大量消費”によってカバーしていたのが旧社会ですが、現在はそれが不可能になったということです。100円ショップ問題もそれです。これはもとに戻るのではなく、生産と流通がスムーズになっても、価格は下がらないだろうということで、別社会に移行しているということだと思います。つまり、自転車は高くったということです。
自転車が高いか安いかは相対的なものなので、セールスが絶好調だと聞く欧州や米国に対して、明確にコロナ禍での経済対策において遅れをとった(追従が最適という意味ではなく)結果が要因として大きいのではないでしょうか?というか、コロナ明け近辺からめっちゃ値上げ来ますよ、だから今買おうって、ぼくはずっと言ってました。
大事に使うという転換が必要
自転車を買うためのコストも上がっているので、メリダやジャイアントなどまともなメーカーのクロスバイクは5-6万円で買えたとするなら、それが今は7-8万円です。以前と同じかそれ以下のコストで買う場合、粗悪品を入手することになるでしょう。自転車において最も効率化されたのが2社なので、それ以下のブランドは色々やばいものが多くなります…
物は使い続けると壊れますから、維持管理が必要です。しかし、壊れたら買い換えることを前提でした場合、維持管理コストを払わなくて良いと感じます。今はそれが非効率であり、低コスパになりました。歯と同じで失ったら大変ですから 、歯磨きをしましょう。それが必要ですし、それをしないと歯を失ってしまいかねません。