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百聞は一見にしかず
ほんとうに良いことわざです。人間はあくまでバイアスを通じてしか外からの情報を処理できません。また、そのバイアスを大幅に変えることは、歳をとればとるほど難しくなります。頭が固くなる。あくまで、自ら経験したことからしか、人間の想像力というのは拡がりません。
だからこそ、歳をとってから新しいことに挑戦することは、どんな些細なことでも大事だと思っています。
こと買い物に関しては、同じような製品で価格が安いものが発売されると、「そっちのほうがお得である」と思いがちです。後出しジャンケンをする製品は、そういうコマーシャルをしますから、鵜呑みにすれば感情的になり、「あ、損した」「今度は得をしたい」と思わされます。ただ、果たしてそうかというと、時と場合よるのではないでしょうか。
随分昔であれば、いろいろな製品に対してチャレンジしがいのあるジャンルが多かったので、アーリーアダプターが負うリスクというのは比較的高かったのではないかと思います。”人柱”という表現もあります。しかし最近では、製品を発売するまでの実験的なプロセスが変わりました。ビッグデータというやつで、Googleなどのメガキャリアが集めたデータを用いて、どんな製品をリリースすれば売れるのかは答えから先に出てしまいます。”消費者”はそれを買わされるだけの、つまらないですが、そんな世の中が今です。
いや、ぼくはその状態を悪であるとばかりに決めつけているわけではなく、そのデータを開発に活かす会社こそ、僕らが投資すべき対象だろうということですし、実際に良いメーカーだと思います。今は、そのようなメーカーが開発した商品をコピーすることで”中くらいのヒット”を量産しやすい時代だと思いませんか?最初の開発プロセスが不要な分だけ、製品の販売価格を下げることができます。それの出自がどの国で、どの文化であるか次第で、わたしたちのそのコピー製品への初期評価は変わりますし、メディアの書き出し方も変わります。それらがあくまで”二次創作的なもの”であれば、原作を売るための大きな推進力になりえますが、その多くは盗作に近いものです。
広告はあくまで広告であり、それを確かめる目が必要です。
今もそうですし、今後はより一層、”そういうこと”について注意をしないといけない時代になっており、突入していくだろうと思います。程度問題はありますが、Amazonにある製品群がいい例でしょう。
GARMINのVARIAレーダーを装着した人の後ろを走ったことがある人は、VARIAが他の”コピー製品”となぜ違うのかを知ってると思います。レーダーという電子部品の製品化ではなく、設計の要はサイクリストを守るという根源的なテーマに対して、真摯に向き合った結果が製品になっていることがわかるからです。
サイクルコンピュータにおいてなぜガーミンを選ぶのか?は、ガー民だけが知り得るのです笑