gray grass

乗らなくなったロードバイクをリフォーム

この記事は約 2 分くらいで読めます

変身ビフォアアフター

2011年モデル「CINELLI EXPERIENCE」これを変身させ、普段も使える自転車に仕上げるということが今回の相談でした。

利用しなくなったロードバイクを日常利用できる個性的なバイクにカスタマイズしようというわけです。日常は人によってそれぞれ違いますので、自分の日常とは違うなあと思えばそのとおりでしょう。そこをそれぞれのスタイルに合わせていくのが面白いところ。また、単なる実用車ではなく、趣味性の高い実用気味な自転車なので、多少の不便さはできる範囲内で許容していきます。

クロスバイクはそこら中にあふれています。ストレートバーはクロスバイクの象徴です。クロスバイクとは、多種多様で雑多という意味が含まれているので、ストレートバー以外でも、日常使いの非競技用車両は何でもクロスバイク。決まった形にとらわれず、自由な発想でカスタムしてみましょう。

ロードをクロスバイクにするのはよくあることですが…

ストレートバーを用意し、ごく普通のクロスバイクにするのは面白くないと思うんです。個性があるのでしょうけど、パッと見はみな同じに見えます。それじゃあ面白くない。というわけで、今回はセミドロップバーを使ってみました。

セミドロップバーは写真のように下向きに使うとそこそこスポーティーにみえますが、上下をひっくり返すとリラックスした、気の抜けた自転車になります。今回は、実際に納車する際には後者の状態(写真はありません)にしての納車となりました。実用車っぽい雰囲気がありますね。

バラしついでにメンテナンス

せっかくバラすので、ついでに普段の維持管理では作業できない箇所をカバーしたり、より良い自転車にするための作業を追加施工しました。写真は少ないですし、あくまで一例です。前後のハブ、ヘッドパーツ、ワイヤ類はもちろん交換、フレームへの清掃・研磨・コーティングなども行いました。

限界はあるものの、できる限り

今回のカスタマイズ費用は約10万円。これは結果としてかかった金額です。ハンドル、グリップ、タイヤ、キャリアなどを導入し、フロントギアはダブルからシングルへ変更しました。スタンドはセンタースタンドとし、より使いやすさを重視しました。

タイヤは26−27Cくらいまでしか利用できないため、ロードバイクらしいスタイルから抜け出すのは難しいですが、今回はリヤキャリアを取り付けました。パニアバッグの利用もできるため、荷物を背負わなくてもでかけた先で買い物をしたり、何かを運んだりもすることができるでしょう。リヤキャリアダボのないロードバイクでも取り付けることが可能ですので、ご相談下さい。