SCULTURA 4000改

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コンサバな見た目がいい

「SCULTURA 4000改」とオーナーが知らぬ間に勝手に名付けました笑。SCULTURA 4000は完成車で販売されている車種です。それのパーツをごそっと入れ替えています。ホイールもまた入れ替えており、その他細かいところも変更を行い、なかなか充実した仕上がりになりました。まさにこだわりの一台というかたちです。

なぜCF3なのか

このようなカスタマイズを行う場合、あるいはメリダに対して効果なレーシングパーツを組み込む場合、たいていはCF4/5グレードのフレームセット、つまりはTEAMグレードを採用するケースが目立つかも知れません。今回もそれを検討したのですが、結果的にCF3グレードの方が乗り手にマッチするのではないか?というように相談しました。

新しい第5世代のSCULTURAでは、ミドルグレードのフレームをCF2からCF3へとバージョンアップしています。これは使用されるカーボンのグレードも上がっていますし、その目的は”よりレーシーに仕上げること”です。つまり、2から3へと変更され、4や5に近づいたということから分かると思います。メリダではカーボンのグレードではなく、使用する目的に合わせてCF3や4というフレームのグレード表記を行っています。その意味では、CF2は乗りやすさを全面に押し出したものになっており、CF4/5は完全なプログレードです。その中間であるCF3は、CF4/5のデチューン版としての色合いが強く、乗った瞬間にCF2とは異なる軽さの種類であったり、剛性感を乗り手に与えます。以前であればCF4だったプログレードはさらに磨かれた結果CF5になりました。

ぼくも長年メリダに乗り続けていますが、自分のフィジカルが絶好調だった年齢や状態であればプログレードを少し使えていた”気がする”わけですが笑、それ以外のときにはむしろ疲れる原因になっていたことも記憶にあります。とはいえ、CF2では物足りないのです。だから、2択でプログレードを選んでいました。そんな方は他にもいらっしゃるのではないでしょうか?今回SCULTURAもREACTOもSCULTURA ENDURANCEもCF2がなくなり、CF3になっています。このことで、素人なりにそこそこレーシーさや俊敏さも味わいたいがラクもしたい、そんなライダーにとってぴったりなグレードのフレームが用意されたと感じます。

フレームで選べる完成車が揃い始めた

一般的には、完成車はアッセンブルされたパーツのグレードと価格や重量など、味付けではなく数値で比較検討されることが多かったと思います。それにより完成車を買うという行為に対する満足度を下げ、「いつかはバラ完」などというキャッチを作る人まで出てきました。バラ完とは、フレームから組む”バラ組み完成車”のことで、それこそ自転車趣味の行き着く先であり、至高の嗜みなどという文脈の上に立っているわけです。まったくそんな事はありません。それは単にそういう時代だっただけです。かつて、多くのメーカーがフレーム販売のみしかしていなかった時代には、ピナレロやコルナゴなどのフレーム販売のみのメーカーを買ってこそが趣味人なのであって、完成車販売が多いGIANTやTREKは軽い存在として扱われていました。しかし今では、マーケットの主役は完成車メーカーになっています。完成車メーカーも、フレームで売るのではなく、パッケージングでのセールスに偏っていたため、実際に完成車を購入することで大きな満足を得るということは難しかったと思います。

その中で今のメリダはミドルグレードのフレーム開発にたいへん力をいれて入れています。フレームの開発にコストを割き、より満足して乗って頂けるように設計から生産し、販売を行っています。その結果ふぁCF2からCF3へのアップグレードであり、それは実際に乗っていただくことで感じて頂けると思います。それはここ何年かのメディアによる製品評価にも現れており、欧州でも日本でも、REACTOもSCULTURAもともにとても良い評価を得ていることからもわかります。

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MERIDA SCULTURA 4000
347,000円