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どっちもどっち論
いまはそう言われがちですが、かつての日本文化では多くの人がどっちが正解であると言わないことで、その場でのコリジョンを避けたりし、あるいはポジションを決めないことで世間をスムーズに動かしてきたように思います。なんとなく空気を読んで、それをただしさとして利用してきたのは同じであっても、Noと言わないことで得たものもあったのではないかと思います。しかし、その反動なのか、いまでは友的理論に陥ったり、それを利用して動く人が増えたように思います。
こんなものもあります
プロマックスの機械式ディスクブレーキキャリパーにデュアルピストンタイプの「デコードR DC-718R フラットマウント」が加わりました。
デコードR DC-718R フラットマウント
6,930円 (税抜 6,300円)
デュアルピストンにより、ブレーキパッドとディスクブレーキローターが接触する可能性が少なく音鳴りのトラブルが生じにくい、カチッとした気持ちの良いレバー操作感が得られるなど、メリットが多いメカニカルキャリパーです。
プロマックスは、メリダの完成車の各100〜300クラスでも採用されることが多いブレーキメーカーです。動作感は悪くなく、問題もなく、調整を施せば不満を感じることは少ない製品です。そのプロマックスから左右両側のピストンが両方とも動いてブレーキローターを挟み込んで動作するタイプが登場しました。
使って、話して、また使う
高いディスクブレーキキャリパーが有名ですが、見た目やラグジュアリー感を除けば、これで充分に働きますよ。気に入らなければ、パッドをベスラに、ローターをスイスストップに変更すれば完璧なのでは?というのは、あくまでぼくの意見です。
それなのに、「この製品にすれば最良なのだ。ただ一つの正解を出さなかった今までのメーカーは怠慢なのだ。」と書くのはわからないところです。どちらかというとメディアが主導し、それを個人が真似をし、その空気に忖度するそれ以外の人々という、戦前からある日本的な構造の継続性を感じます。
「TEKTROはダメだ」
「PROMAXもダメだ」
「〇〇を組み込んだ完成車はダメだ」
となぜ二項対立から抜け出せないのでしょう。
あれもあっていいし、これもあっていいのではありませんか?
大事なことはmたった一つの正解をたった一時間位ウェブをクロールして見つけた気になるのではなく、周りの人の意見を直接よく聞いて、自分の意見も含めて、誰かと会話して相談して工夫してみることだと思います。それをノウハウというのですし、経験値になりますし、ビギナー脱却の源になるのだろうと思います。