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SILEXは旅する自転車
SILEXはグラベルロードということばが生まれる何年も前からありました。メリダは台湾のメーカーですが、開発はドイツで行っています。開発者のほとんどはドイツ人でもあるということで、彼らの頭の中にある自転車感に影響されることは、メリダでよく見られる傾向です。
SILEXは、北米で生まれたグラベルロードという文化となことなり、ドイツやヨーロッパにおいて自転車の利用方法として主流であるツアー（旅）をするために開発されました。つまりはツーリングです。自転車はヨーロッパが本場であるとはよくいいますが、あちらでは日本と違ってレース用途やロードバイクが主流のように誤解させるメディアがたいへん多いですが、間違いです。もちろん、メディアも知っていますけど、ヨーロッパで自転車といえば、移動と旅の道具なのです。
旅といってもその規模は様々なものがあります。わずか数時間のものから、何日もに渡るものまで、色々な規模感により楽しむことができます。今回はSILEXでオンオフ問わず旅をする想定をし、キャリアとバッグを装備させてみました。
一般的にはバイクパッキングという方法がグラベルロード系では主流のようです。しかし、実際にやってみると結構不便だったり、面倒だったりします。サドルの下部やハンドルバーに対して、バッグをベルト類で括り付けるのですが、その際のバランスが荷物の内容物や容量によって変化し、上手くいかない場合があります。ちょっとイラっする場合もあります。一旦括り付けると、収納したものを取り出すことが容易ではありません。奥の方に収納してしまうと、手前のものまで取り出さないといけない場合もあり、マネージメントに気遣いが必要です。利点はどんな自転車にも取り付けできる場合が多いことと、バッグ自体が軽いこと、また取り外すことでバッグをつけていない状態で普段は走行できることでしょう。バイクパッキングは、あくまでダボのない自転車で旅をするための方法なので、SILEXのようにダボのあるバイクにはキャリアを装備する方法も利用可能です。
今回紹介するORTLIEBのQUICK RUCKは、ダボがない自転車でも利用できるオプションもありますので、幅広い車種に取り付けることができます。
最大のポイントは着脱が素早くできること
リヤキャリアを取り付けると、バッグを利用しても、しなくても、キャリアは残ってしまいます。当然ですね。それはクロスバイクなどでは問題ないかもしれませんが、スタイル次第では嫌がる人もいます。また、グラベルロードバイクなどについても、普段走るときには必要ないけれど、ツーリングのときには利用したいというニーズもあると思います。今回紹介する、ORTLIEBのQUICK RUCKは着脱が容易に素早くすることができるため、こういったニーズを満たす商品です。
ORTLIEB QUICK RUCK LIGHT
16,500円
ORTLIEB QUICK RUCK
17,600円
なれると10数秒で着脱可能
バイクパッキング用のバッグを取り付ける面倒くささは、やったことがある人なら分かると思います。「いや、そうでもない」というものもあるでしょうが、サドルバッグはいずれにしても面倒ですよね。ぼくはこのスタイルでいきます。ダボがない自転車に取り付けることができるオプションもあるので、それも利用できます。耐荷重は20kgなので必要十分です。
