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GEAX時代から信頼のMTBタイヤブランド
ぼくが今最も信頼するタイヤブランドの1つ、それは「ヴィットリア」です。イタリアだからでも、古いブランドだからでもありません。タイヤそのものが優れているからです。
ヴィットリアは以前、GEAX(ジアックス)というブランド名でMTB用タイヤを発売していたのですが、グラフェンを使用するようになってから、ヴィットリアブランドへ統一しました。当時、ロード系とMTB系では、ヴィットリアタイヤへの評価は大きく二分していて、ロード系は古さが目立っていました。
グラフェン採用後は、MTB系のタイヤのようにロード系も変わったなあという印象があります。あくまでぼくの印象なので、何かの事実を裏付けているわけありません。ただ、GEAXから受けた安定感とグリップ感のバランスや、扱いやすさに対して、そのいずれも欠けている印象のあったロード系の旧ヴィットリアブランドがそれらを受け継いだような印象があります。
今回のニュースではレース系のコンパウンドが追加されたとありますが、一般的なトレイル利用としては2PLYのほうがおすすめです。
ヴィットリア トレイル系MTBタイヤ3種類にエンデューロレース向けモデルを追加
パターンもすばらしい
現在のMTBシーンで主流となるトレイル/エンデューロ系としては、Mazza(マッツァ)、Martello(マルテッロ)、Mota(モタ)という3つのラインナップを揃えています。いずれも扱いやすく、ビギナーでも安心して使えるタイヤで、多くの人におすすめできます。上の3つに加えて、AGARRO(アガーロ)やSYERRA(シエラ)は、クロスカントリーとエンデューロの間に当たるようなパターンとなっていて、これまた使いやすいタイヤです。MTBのハードテイルに乗っていて「ちょっと怖いな」とか、「下りが苦手だな」と思う方には、AGARROがよいと思います。
フルサスのE-MTBにはMARTELLOがベーシックだと思いますが、よりヘビーなMAZZA、あるいはより軽いAGARROとの使い分けはユーザー次第で楽しめるでしょう。
いずれもシンプルなキャラメルパターンをベースにしているため、どのような動きにでも安定して作用してくれます。縦方向にも、横方向にも、同じように食うので、意図しない動きになったり、グリップを失ったり、横滑りしたりしにくいでしょう。安定を得やすいタイヤは転がらないことが多いんですが、これらははぜか転がりも良いです。なぜなんでしょうね…。しかも、グラフェン2効果もあって経年劣化のペースも緩いので、ゴムのしなやかさが続きます。
ロード系タイヤだけなく、MTBタイヤのご注文もお待ちしております。