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入荷しました
発売予定が延期されていたミヤタサイクルのCRUISE i URBAN 5080(クルーズ i アーバン 5080)が入荷しました。カラーは2色ありますが、クリアブラック(OK46)を選びました。
コンセプトは「日常仕様〜フィットネス」
CRUISE i URBAN 5080は、ステップスルータイプのフレームにSHIMANO STEPS5080を搭載したEバイクです。ステップスルータイプの利点は乗り降りがたいへんしやすく、日常の利用にぴったりです。SHIMANO STEPSアシストモーターは、クランクに対して直接アシストトルクを伝えますので、ハブにモーターを内蔵しているタイプと比較して重心が安定するのとともに、乗った印象がとても自然で軽く感じます。
日常利用だけではなく、ちょっとしたサイクリングにも使えます。見た目が”ママチャリ”っぽいとバカにせず、ちゃんと乗って判断すべきバイクの典型だと言えます。これは気持ちがいいバイクなので、乗って楽しいバイクです。
アーバン仕様のステップインE-BIKE!「CRUISE i URBAN 5080」(FEEL.E-BIKE)
カラー・サイズ
カラーは2種類ありますが、サイズ42cmのみで一つだけです。適応身長は155cm〜。
試乗インプレッション
今回より以前にもぼくはCRUISE i URBAN 5080に乗っていますが、今回もまったく同じ印象です。その時はプロトタイプだったのですが、製品版でも相変わらずで、ペダリングが気持ちよく感じました。加速感が鋭く、スムーズ。STEPS 5080はアシストモードがLowだとやや非力に感じるものの、平坦な場所をのんびり利用するには十分でしょう。Middleにすると、スタートダッシュでも登りでも明らかにトルクが増したのを感じますし、力強さを感じますが、まだHighモードも残っていますので、坂道の大き地域でも活躍すると思います。
最近はハブにモーターを内蔵したタイプのEバイクも増えてきました。むしろ、その方が多くなっています。あれはモーターを取り付けるような特殊なフレーム構造を選択せずに済むので、自転車全体のデザインを自由に設計可能だからです。その分、センサーやモーターやバッテリー間の配線が増えますが、あまり気にさせないようにしています。それと同時に生産コストを下げられます。小さなメーカーは特に、短期の販売でも利益率を確保しやすくなります。まずデザインで目を引くことが条件となる、昨今の製品開発において、つまり「まずバズらないと大きな成功はない」という条件をクリアしないといけませんから、リヤハブモーターを選択することは当然の条件だと言えます。
乗り比べてみますと、ハブモーターよりもセンターモーターのほうが明確にアシストのかかり方が自然です。自然というのは、自分のペダリングから入力するトルクに対して自然にアシストを発生させるという意味です。ペダリングにはデッドポイントというものがどうしても発生します。上死点と下死点、ここでトルクが途絶えます。その際、ハブモーター式の多くは、アシストトルクを与えるべきか、止めるべきかを迷ったり、その加減を調整できなかったりします。しかし、センターモーター式の多くは、その部分をちゃんと感じており、人間側の入力の通りにアシストしてくれるという結果を得やすくなります。これは構造上の問題です。
ハブモーター式Eバイクの肩を持つならば、「そんなことは多くの”一般人”は気にしない。気にするのは、あなたのような”マニア”だけで、実際に売れるかどうかに関係ない」ということはぼくにも可能です。たしかにそうだとも言えると思います。特にEバイクに興味を持つ人の多くは、そのもの珍しさに惹かれることも多く、デザインは売れるかどうかのための大切な要素です。一方、さきほど書いたようなペダリングの自然さもまた、「比べたら分かること」でもあります。僅かな違いではなく、明確にわかるものです。それを知らせずに売ることは、買う前に行う納得の範囲を狭めることになりますので、良いことばかりとは言えなさそうです。ハブモーター式とセンターモーター式、それぞれの利点を理解した上で、どちらが好ましいかを判断するべきかと思います。
フレーム剛性はかなりしっかりしています。メリダのePASSPORT CC 400 EQとの比較ではやや不利に思いますが、大きな差ではないように思います。あくまでも日常的な用途におけるスピード域や路面状況では悪い点は見つけにくいと思います。発進から加速、制動やターンなど、あらゆる動作が軽快で気持ちよく、自転車で街を走る楽しさを実感して頂けるEバイクに仕上がっていると思います。
台数限定「初回導入キャンペーン」実施中!
今回は発売開始記念ということで、台数を限定して、
特別プライス(299,000円)
で提供しています
シマノ STEPS 5080を採用
E-BIKEの心臓部であるドライブユニットにはSHIMANO STEPSシリーズで最軽量となるDU-E5080Hを採用。シティライドや週末のちょっとしたサイクリングであれば、十分カバーできる最大トルク40Nmのアシスト力を持っています。
参考リンク:CRUISEで激坂に挑戦
ブレーキは前後ローラーブレーキ
Eバイクに標準装備されるブレーキシステムといえば、油圧式ディスクブレーキですが、CRUISE i URBAN 5080には前後ともフィン付きローラーブレーキを採用しています。ローラーブレーキは、一定価格以上の軽快車のリヤブレーキに標準装備されることが多いものです、特徴はその耐久性。専用グリスさえ切らさなければ、年単位でメンテナンスをせずに使いづけることが可能です。ディスクの場合、その扱いが特殊ですから、一般の自転車店でのメンテナンスを断られてしまうなどのケースが発生しますが、ローラーブレーキであればそれは起きません。
ギアは内装5段
ギアは内装式を採用しました。これもブレーキ同様にして、メンテナンスが必要な期間を長くするためです。うっかり倒してしまった際、自重が重たいEバイクを右側に倒すと、ほぼほぼRDハンガーが曲がってしまいます。スポーツバイクに慣れており、それを理解している人以外が利用する場合、内装ギアのほうが多くの利点を提供できます。チェーンも多段チェーンと比較して頑強ですし、ハブの中に多段ギアを仕込むため、メンテナンスの頻度もかなり長くなります。一定価格以上の軽快車には採用されているので、よく見るかと思います。段数は5段です。数字だけ見て多いか少ないかは、その人が今使っている段数との相対的なものから感情的に反応するだけに過ぎません。まずは実車に乗ってみて、あるいは用途に向かい合って、それが必要十分であることを知ってください。
子乗せも取付可能
このCRUISE i URBAN 5080は、後部に幼児用座席を取り付けることが可能です。これは、取り付け形状だけの問題ではなく、自転車本体がそれを考慮して設計されているということです。強度や耐久性、あるいは使い勝手についても考えられているので、「付けばなんでもOK」ではありません。それに付随して、標準装備さっれた片足式のキックスタンドだけではなく、両立て式スタンドも利用できるようになっています。子乗せを利用する場合には、必須の装備でしょう。
便利な標準装備品
その他、CRUISE i URBAN 5080には標準装備として前後のライト、鍵が装着済です。前後のライトは、SHIMANO STEPSのメインバッテリーから電力の供給を受けますので、充電する必要もなく、ダイナモ等でペダリングに重さを感じることもありません。手元のスイッチで点灯させることができます。自転車の鍵も付属しており、内蔵バッテリーを着脱する際に利用する鍵を兼ねます。
もちろん型式登録済み
当ブログでは度々書いていますが、型式登録ももちろん済んでいます。これは、法律に完全に適合することを国交省が証明するものです。電動アシスト自転車における型式登録は義務化されていません。義務ではありませんが、それに沿わないものはすべて違法となります。万が一、違法車両で事故を起こすなどした場合、保険金は支払われないなど、複数の不利益を被ることになりますので、電動アシスト自転車を購入する際に「型式登録された製品」から選択をいただくことを強く推奨いたします。