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目次
MERIDA SILEX シリーズがフルモデルチェンジ
12月にすでにポストしていますので、詳しくは以前の記事を参照ていただくようにお願いします。前編と後編で文字数がかなりあったきがしますw
あたらしいMERIDA SILEXに乗ってきた話 前編
https://www.biciclettadimattino.com/blog/?p=48152
あたらしいMERIDA SILEXに乗ってきた話 後編
https://www.biciclettadimattino.com/blog/?p=48205
何でもできて、楽しく遊べるロードバイク
とにかく何でもできるバイクです。
グラベルバイクなので、
・グラベルライド
・オンロードツーリング
・シングルトラック
・シクロクロス遊び
などなんでもできます。
そして、乗ってるとめちゃくちゃ楽しくなるバイクなのです。
なんと世界選手権で勝っちゃった…
マテイ・モホリッチは、このバイクが発表される前、UCIグラベル世界選手権でなんと優勝してしまいました。SILEXはレースバイクではありません。あくまでグラベルライドを楽しむためのバイクであり、バイクパッキングができるバイクであり、ストイックなバイクではありません。肩肘張らずに乗るバイクですから、ライクラジャージで乗らなくてもOKです。
むしろそんなバイクだからこそ、モホリッチは走っているうちの楽しくなってしまい、勝つつもりがないのに優勝…奇しくもSILEXの性能を知らしめる結果になりました。
SILEX 4000
かんたんに紹介すれば、SILEXのカーボンフレームにGRXを搭載した完成車です。がしかし、グラベルバイクをちゃんと選ぶには、誤解せず理解するには、ロードバイクを選ぶような従来からのスペックで判断する方法を止めることが必要だと思いますので、それ以上は言いません。
最大のポイントはフレームのジオメトリです。これは乗らないとわかりません。SILEXに限らず、グラベルバイクは乗らないとわからないものが多いです。舗装路ではなく、未舗装路を走ってみて、そうでないとわからない場合が多いです。
ロードバイクを買うようでいて、実はMTBを買うプロセスを踏まないといけない、それがグラベルバイク。
下の写真は165センチのぼくが乗る、最も小さい44サイズですが、全体のデザインバランスが悪くない気がします。また、フレームバッグを仕込んでもなお、ダブルボトルを使えるように配慮されてそうなのも、なかなかいい感じの完成度だと思います。
なんと4000にはFidlockボトルが付属している!
Fidlockのボトルを知っている人がまだまだ少ないと思います。下の動画をみてもらうのがわかりやすいと思いますが、マグネットを利用してボトルの着脱を用意にする部品です。SILEXのカーボンフレームでは、あるいは今後のMERIDAのバイクの一部では、フレーム側をへこませた形状にし、そこにピタリとはまるFidlockの受けを取り付けるようになるようです。12月に国内でパートナーショップ向けの発表を聞いた際、「そのボトルが使いやすいのはわかるけれど、どこで手に入れればよいんだろう?トップモデルの10Kではボトルが付属するらしいけれど、それより下の機種ではどうなんだろう?」と心配をしていました。今回、4000が入荷し、箱を開けてみますと、なんとFidlockボトル、しかも550mlの大きな方が付属してました!
なお、このボトルだけで50ユーロか60ユーロくらいするので、めっちゃお得です。日本でも販売される予定があり、ぼくは発注してあります。フレーム側が凹んでいない、通常のフレームにも取り付けることは可能です。入荷はまだ先になります。
SILEX 400
SILEXにはアルミフレームの完成車も用意されています。それが400です。
通常、アルミフレームはカーボンフレームがメインとなる場合の廉価オプションとして用意されますし、たしかにそのように言えるのですが、このSILEX、乗ってみるとそういうものではないとわかります。
ここ数年、SPECIALIZED「ALLEZ SPRINT」や「CHIZEL」の評価が高かったわけですが、それを製造しているのが台湾のメリダです。カーボンとアルミとは確かに違うものですが、同じフィーリングや共通した感覚を持たせるための技術を持っているのでしょう。「アルミでもカーボンに負けない」というような表現は、ぼくは使いませんし、カーボンに勝つ必要もないと思いますが、とにかく乗った感じがカーボンと似ています。
基本的な乗り味を構成する要素が似ているけれど、素材の特性が出てしまう部分はそれを感じさせます。非常に完成度が高いので、グラベルバイクを使う目的に応じて2つの特性から選べるのは良いと思います。
両車種とも試乗していただけます
残念ながら、この近くにはグラベルはありません。荒川まで行けばあります。ですが、なにか感じていただけるようにと、4000も400も試乗車を用意しています。SCULTURA ENDURANCEの試乗車もありますので、メリダの中で非レース系ロードバイクを楽しみたいと思う方には、複数の選択肢を提供できるだろうと用意しています。