Eバイクへの感染力にご注意を!笑

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強力な営業が!笑

半年ほど前に『メリダ ePASSPORT CC 400 EQ』を購入いただいた方が、ご友人に対して強力な営業をかけていただき、この度購入いただくことになりました。

色もおそろいの赤と、仲良しですね笑

「Eバイクは高い」
「Eバイクはスピードがでない」
「Eバイクはバッテリーが足りない」
とネガを言っては、自己肯定感とインプレッション集めのために風説を流布する人もいますが、素直に楽しんでいる人がそばにいれば、その魅力はすぐに伝わるということなのでしょう。もちろん、営業がたいへん上手いということは前提にあり、素晴らしいと思います。

「街乗りがメイン?」

Eバイクに限らず自転車でよく聞くこととして、こんなことがあります。

「街乗りがメインなので」

ぼくはこれがあまり好きではありません。安易に使うと、自転車利用時の価値を低く見積もってしまうからです。都市に住む場合、あるいは郊外に住んでいても舗装路を走ることを「街乗り」というならそうなのでしょう。つまり、どんな自転車を買っても「街乗り」する時間が多く占めます。それが街を走ることを指すか、街で利用することを指すかは、舗装路を走ること全体を指すのかは、会話の内容と目的に対して恣意的に利用されます。

たとえ街で乗っている時間が9割でも、あとの1割で楽しく郊外を走れば、記憶の中で印象深いのは後者になると思います。クルマがまさにそうです。クルマを買う際には、2台目以降に目的を限定した買い方以外で「街乗りがメイン」とは言わないと思います。普段はお買い物や送り迎えに使うシーンが多くても、年に数回あるかないかの目的のために車種を選び、買うはずです。あくまで、自由に移動ができるというポテンシャルのためにコストを予め支払っておくのだと思います。そして、楽しい思い出を作るために利用されます。

Eバイクが自転車(人力)と大きく違うのはこの点です。

自転車では、乗る人の体力の程度により行動できる範囲、速度、地形が限られてしまいます。それを逆手に取り「自転車は乗る人次第で何でもできる」という言い方をする場合を耳にしますが、ぼくはそれは「すでにできた人やできる自身のある人が言うこと」だと思いますし、「できない人には頑張ってもできないのが人力自転車」だろうと思います。ですから、Eバイクを手にすることで、自分が持つ体力という制限を突破し、本当に自由に移動ができるというポテンシャルを手に入れらることがどんなに素晴らしいか、おわかりいただけるかと思います。

特にこの『ePASSPORT CC 400 EQ』という車種は、「街乗りがメイン」であると意識されて買う方が多い車種です。しかし、当店ではもっとも多く売れている車種でもあります。現在も約33万円ほどしますが、それでも「けっして高くない」思う方はいらっしゃいます。

それはなぜなのか。

それは『ePASSPORT CC 400 EQ』が「ステップスルーMTB」だからです。この車種は「シティ用Eバイク」ではありません。あくまでも、「林道やトレッキングをするなどの軽い用途に適したMTBを、ステップスルー形状のフレームにして、多くの方に利用しやすくしたEバイク」なのです。

この車種に関して「買ってみたけれど使わなくなった人」もいらっしゃるようですが、その差は何なのか。それは、一度でも面白い使い方をしてみるかどうかだと思います。そのクルマやEバイクを楽しむのに最適な場所へ行くことをおすすめします。「街乗り」だけで終わらせてしまうなら、「もったいないな」と思ってしまうかもしれませんが、ぼくがおすすめする「Eバイク+船旅」を一度でも体験してしまうと、「あ〜、買ってよかった」となってしまうはずです。クルマでも、たまに旅行に使ったり、友人と楽しく過ごすことができたら、「やはりあってよかったな」と思うはずですね。

たとえ、「街乗りがメイン」であっても、楽しい思い出を作ることができたら、その裏にある大きな価値に気が付きます。普段は都市の中で利用することが多くても、SUVに乗るという生活スタイルを楽しむことだってできます。決して、「街乗りがよくない」と言っているのでないことは、おわかりいただけると思います。ただ、「せっかく手に入れるとしたら、あるいはこの車種のポテンシャルを低く見積もってしまうのではなく、楽しい思い出を作ると忘れられない時間になりますよ」ということです。

今回、ご友人に対して伝わったのはそういうことなのだと思います。