bottle with liquid for renovation works

[コラム] 本日のお電話

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相手「マクハルの扱いはありますか?」
ぼく「いいえ、ごめんなさい。ありません。扱う予定もありません。 理由は入手性がわるいこと、それからシンプルではないので施工性が大変悪いためです。TLは面倒だという声が多い中で、よけいに面倒な製品をおすすめするとはぼくはありません。」
相手「実はそのとおりで、液が売っておおらず、それを探してました。仰るとおり施工性も悪いので、失敗すると途中で抜けてしまったりするのに、この1年くらい悩まされていました。」

ということでした。ぼくは入手性が良くもっとも乾きにくいスタンズ、あるいは何でも使えてアンモニアフリーのヴィットリアなどを使っており、最近ではパナレーサーにも興味を持っていますが、とくに決定版はないので、買いやすく使いやすければ何でもいいと思います笑。むしろ、「このシーラントが良い!」というふれこみがある場合は、疑ってしまいます笑。あと、単価が高いものも避けます。

シーラントを減らすということをぼくは推奨していません。空気を保持するためのものなので、減らしてはいけません。最低限ではなく、しっかり機能する分量を使うことで安定し、意味が増すと考えています。シーラントの重量を気にする方もいますが、そのくらいの重量による影響は極めて小さいため、ぼくはまったく気にしなくていいと思います。むしろ、それによって空気抜けが発生するほうが致命傷になり得ると考えています。

日本ではシーラントは嫌われるようですが、海外の人はシーラントが大好きです笑。ぼくも好きです笑。なぜなら、適当に入れておけば機能するというシンプルさからです。ですから、取り扱い、おすすめするシーラントの種類を選ぶ際もその特性に沿ったものになります。

読み違える方がいると困るので書きますが、ぼくは当該製品がダメとはまったく言っていませんので、そこはお間違えないようにお願いします。正確に施工すれば設計通りに機能するのだと思います。

以前勤めてた企業の経営者は
「機械は裏切らない。やれと言えば確実にやる。間違うのは大抵が人間。」
と言っていました。

大学のとき先生は
「機械を上手く仕上げるのは、最後は人間。人間の手仕事が機械の精度を上げる。」
と言っていました。

いずれもそう思います。でも人間は機械のせいにしますし、人間はミスをします。ですから、ミスをしにくいパーツや機材やその運用方法を伝えるようにしています。