man fixing vehicle engine

コラム [余計なお世話]

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チューブ交換にだけきた人に、「整備不良箇所についてどうするか」「その状況を改善したほうが良い」「少しずつでもやろう」「でもお金はかかります」と伝えるのもぼくの仕事なので、うざいと思いますけど、しょうがないのです。

医者が患者の身体の健康を願うのは当然でしょうし、病気の箇所をみつけても伝えない場合はクレームになるのであれば、ぼくらも自転車の整備不良箇所や故障箇所をみつけたのに黙っている方が問題なのだと思います。

”街の自転車屋”にもいろいろありますが、パンク修理専門の場合はそういった余計なお世話は全てスルーしてると思いますし、点検もなにもしません。聞き取りで、「点検してもらった」という場合に金額を伺うと最大で3,000円くらいです。それも一度行ったくらいので、おそらく部品交換を伴うものではなく、見ただけでしょう。つまり、ほぼ何もされていません。自転車以外でも言えますが、ものを使ったら、使った分だけ維持コストを費やしてあげないと壊れてしまいます。故障箇所が増えていきます。故障箇所が蓄積すると、修理時のコストは積算され、大きくなってしまいます。自転車の維持管理にはある程度のコストがかかるということを店舗から啓蒙することがたいへん不足していると思います。

余計なことはいいたくない、うざい店だと思われたくないがために、何も言わず言われたことだけ返してしまうと、それは「店に行ったけど何も言われなかったので大丈夫なんだろう」ということに対して肯定するのと同じだと思います。やはり、ダメなところはダメだと伝える必要はあると思います。