[コラム] 年に一度の点検を受けましょう

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点検と修理はセットです

年に一度の点検を受けましょう。 そして、不良・故障箇所を修理依頼しましょう。年に一度、自転車屋さんに行って見せれば良いのではなく、そこで壊れているか所を修理することが大切です。

自転車は人間のように自然に自己治癒する能力はありません。年老いた人間だと思って想像してください。若いうちはよいですが、年を取ると一年に一度の健康診断が大切になってきます。何も無い場合には診断のみで良いでしょうが、多くの場合、診断結果によってわかった不具合を改善していく努力や治療が必要になってくるはずです。自転車でも同じなのです。

一年間にわたり、どのように使ってきたか、人間で言えばどのように過ごし方にあたりますが、それによって痛み方は十人十色です。傷むか所も変わってきます。それを年に一度の点検によって見極めます。見極めの際に大切なのは、ご自身で自己申告いただく内容がどれほど多いかということです。ただ黙っていれば健康かどうかを見極めてくれるわけではなく、問診票というものを書き入れていると思います。意思はそれも鑑みて総合的に判断を行っているでしょう。

これは自転車でもまったく同じです。

用途は?
一度にどのくらい走りますか?
月に何キロくらい?
雨の日も走りますか?
保管場所は?
といろいろ伺うでしょう。

その回答と自転車の状態を見比べ、それぞれの人の自転車に対して必要な修理の傾向と近い将来への対策を見極めていきます。

わからないことはお店に聞きましょう

もし、あなたが気付けなくても、私たちは気がつきます。

たかがパンク、しかしされどパンク。 パンクした瞬間に目の前に人がいたら?自動車がいたら?子供やお年寄りがいたら? あなたは止まれる自信がありますか?

もし 「わからない」 と答える方がいれば、あなたは自転車の限界を把握していない可能性が高いかもしれません。これは同時に、自転車が他者に及ぼすだろう危険性を理解していない可能性も含みます。

それらの周知のためにも、私たちのような自転車技師、自転車安全整備士がいます。