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配布できるものはまだありませんので、店頭でお見せするのみです。
ただ、それでは寂しいので。チラッとお見せします。
MERIDA(メリダ)にとって2012年までの10年間はMTBブランドとしての10年間でした。MULTIVAN-MERIDA BIKING TEAMをスタートし、ヨーロッパで勝てるバイクをヨーロッパで開発。それを台湾の技術力と信頼性で裏付けます。
そしてこの10年で数々の勝利を挙げ、着実にMTBレーサーブランドとしての地位を確立。
一方では2001年にスペシャライズの株式の49%を取得し、傘下に収めるなど規模を拡大。ANCHORとも提携。これらのメーカーはメリダによって生産されています。
MTBではXCで男女ともに世界選手権を獲得し、ヨーロッパでは実力の高い本格MTBブランドとしての認識されています。なお、メリダは北米に進出していませんし、今後も無いでしょう。
先日行われた世界選手権でも新設されたXCEでラルフ・ナフが世界チャンピオンを獲得。また、長年メリダの顔として活躍するガン・リタ・ダール。今年39才になり、母としての一面も持つ彼女はワールドカップで数年ぶりの優勝をあげた後、世界選手権でも2位でフィニッシュ。
また日本国内では、2012年にMIYATA-MERIDA BIKING TEAMが発足。国内で終わらない、世界に繋がるチームとしてのプライドを持っての活動は、応援せざるを得ない気持ちにさせられるほどのかっこよさ。同チームは現在国内チームランキング暫定1位。エースの斉藤亮も個人総合で暫定トップ。若手の井本京吾はあの長野県出身の元全日本チャンピオンの秘蔵っ子。1戦1戦毎に成長していくその姿に感情を揺さぶられる観客が多く、レースでのその走りにも多くの声援が送られます。非常に楽しみな選手です。
2013年にメリダで起こる変化として最も大きな事はロードレースへの進出です。
「メリダってロードあるの?」
と聞かれても当然です。戦略上、力を入れていませんでしたのでラインアップも細々。これまでは無かったと言えます。
しかし、13年からはプロツアーチームにバイクを供給し、メインサプライヤーとして大きくロードレースへ進出します。
この10年間がMTBの10年であれば、次はロードというわけです。
まずはプロコンチからスタート…ではなく。どこのチームかは21日に発表される予定になっていますが、ジロ・ツール・ヴェルタに招待されるようなメジャーチームからのスタートになります。
ゆえ、2013年よりロードレーサーのラインアップは数倍に拡大され、世界で戦えるフラッグシップモデルもラインアップされます。また、ロードレーサーの上位モデル全てにはUCIの承認を得た証であるステッカーが添付されています。
日本では知られていなくても当然です。ブリヂストンが販売権を持っていた時代には全くアピールされていませんでしたし、私たちショップの間でも「良い”らしい”ね」という程度の認識。この認識は現在でも続く傾向ですが、13年以降徐々に変わっていくと思います。
メリダの良さをもっと日本に伝えたい。
当店を含む都内3店舗(世田谷区の小川輪業さん、横浜のKirinさん)ではメリダに関する情報の発信源として責任と自信を持ってメリダを販売しており、ミヤタサイクルさんにはその為のパートナーとして全面的にご協力を頂いております。
その一環として、今年の2月にはスペインのマヨルカ島で行われましたメリダプレスキャンプへご招待を頂きました。開発者や契約選手と直接コンタクトでき、いち早く13年度に発売するニューモデルのプレゼンテーションを受け、同時に試乗することができます。試乗期間はなんと丸3日間!集まったプレスやディーラーは300人以上!想像以上の規模です。
今年の11月中旬には台湾工場視察が予定されております。その様子もしっかりとお伝え致します。
また、来年の2月にも2014年のプレスキャンプがマヨルカで行われます。今のところ、前回同様にマヨルカへご招待を頂く予定になっています。
次回につづく