久々に走りました、SDA王滝 100キロ

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何年ぶりでしょう。この大会に出るのは。「セルフディスカバリーアドベンチャー・イン・王滝 クロスマウンテンバイク100km」です。

クラスは120/100/42kmと3クラス。ロード乗りの方はご存じないかも知れませんが、MTBでこの手のレースを判断する場合、距離を3倍にしてロードに置き換えてお考え頂くと分かりやすいです。でも、路面の凹凸やパンクリスクはそれ以上ですが…

最もエントリーが多いのは100キロクラス。参加資格は誰でも、今回は1100人ほどでした。120キロは精鋭65人。制限時間はどちらも10時間です。

さて、朝の六時にスタートしてから、いつも通り先導車からズラズラとパレードラン。このペースがちょっと速めなので、前から100人目くらいにいた僕の周りではハァハァという息づかいも聞こえてきます。自分自身も165rpmくらいまで上がってしまってましたが、まぁ少しすれば落ち着くでしょうから気にしません。

アスファルトが終わるまでには結構絞れた先頭集団、それのケツに僕。トビを視界に捉えた位置だったので、まぁまぁ良かろう、と。最初の登りが終わる頃には3人くらいのパックに細かく分割されてきて走りやすくなってきましたね。

ここらで小トラブル。ドスンとサドルに圧がかかった時、シートクランプ辺りから「パキッ」という音。「ん?w まさか…フォンタナ的なやつかw」と。見れば少し下がっている、サドル。「むむむ、なんてっこったい」直前で弄ったサドル高だったが、トルクが少し足りなかったのか、あるいは水が入ったのか、とにかく上げなくてはということで止まって上げました。5分ほどロス。

ちょっと気持ち的に心配な点を残しながらも、順調に走行。自分のペースの60%くらいでしたかね。抑え気味です。1CPまでの下り区間は最もパンクしやすいので、ここは慎重にというわけです。緩斜面区間も以外にパンクしやすいポイント。腰が痛いからとサドルに座って下ったり、あるいは漕ぎならが下る時にパンクしやすい。この点Rサス付きバイクは少々有利。とにかく踏んでいけるので、来年はBIG.99へのスイッチを考えても良いかなと思います。

CP1では休憩せずにスルー。そのまま下りに入ります。CP2までの緩斜面区間はどんどん踏んで何人かの人をパス。CP2までの登りでも数名をパス。ギシギシと音を立て始めたチェーンにオイルを注してやるタイミングが欲しかったけれど、CP2まで我慢。登りが重たいですけどね。細かな砂や砂利がヤスリのようになってチェーンはすぐこんな状態。半分も走らないうちにです。

CP2では自分のチェーンにオイルを注したついで、さっき登りで抜いた他のライダーがそのまま通過しようとするので「チェーンオイルありますよー。キュルキュル鳴ってるでしょ?」と半ば強引に引き留めました(笑)で、バイク立たせてもらっている内にオイルまで注してあげて、「はい、行ってらっしゃい」と。こんな事を何度か。飲みきったソフトフラスコにショッツを3本投入。経過時間的に半分くらいだと思ったので、VESPA PROを追加投入。左足が痛い…足の裏が痛い…そう感じ始めたのはCP2のちょっと前の50キロ地点くらいでした。無視しようにも、このペースで痛みが増加すると走りきれないので、ここで中敷きを抜きました。CP2での滞在時間は10分強ほどですかね。

CP2までは腰の痛みがやばくて、もう前傾を確保できない。ゆえ、出来るだけ直立の姿勢で、ギアもインナーに入る始末。全く登れませんでしたし、辛かったです。

CP3辺りで精神的な疲れがピークに達するのはこの間の上り下りのせい。王滝独特の日差しと登り、そして下り。もう左足は痛くないし、腰の痛みも引いたので、順調に登っていけました。センター固定です。

CP3以降は登りが2本、あとは下りが10キロほど。数年前の記憶を呼び覚ましてゴールを目指して踏みまくり。体力はまだまだありました。

結果6時間4分でゴール。総合は36位、年代別16位。

最後に走ったときは6時間半を越えていたので満足できる結果ですが、まだいけそうな感じはしますw が、5時間半を目指すかどうかの戦いになるので、もし来年出るとすれば120キロへの戦いを挑むかも知れません。主催者のセレクションを通過できれば、ですが。

しかしまぁ、CP2で入れたショッツ3本も1本分くらいしか飲まずにゴール。食わなすぎです。普段言ってる事と全然違うw スミマセンw でも身体動いてました!

VESPAのお陰ですね、マジで。効きますよ。脂肪燃えますよ。CP2ちょい前で切れてきたの分かりましたね。急に疲労感が出るので。

昨日は筋肉痛で色々痛かったのです、さすがに。ゴール後にもなかなかの疲労感。まだ少し余裕があると思っているくらいがベストが出る条件かも知れません。本日は筋肉痛もほぼ解消。昨日は午前中にプール、夕方には銭湯行って、その後は奥さんにマッサージしてもらったので完璧ですね、リカバリ万全。明日から走れそうです。

[ 使用機材 ]
フレーム:MERIDA BIG.NINE CARBON TEAM
コンポ:SHIMANO XT
ホイール:MAVIC CROSSMAX SLR 29
タイヤ:IRC MYTHOS XC Tubelessready

[ 補給食 ]
ショッツエナジージェル 約4本(少なすぎ)
ハニースティンガーグミ 1袋
VESPA OKANIC 1個
VESPA PRO 4本(スタート2時間前、30分前、レース中、ゴール後に回復1本)
3アクションスポーツドリンク2L(ハイドレーション)
ボトル3本 (CP2と3で真水を補充)

「来年出たい」

そんな方は今から準備しましょうw

でも、今から練習!ではなく、普段から楽しくMTBに乗っていればOK。この日の為だけにMTBを引っ張り出すと、えらい目に遭います。”完走は出来る”かも知れませんが、転倒して大けがをしたり、”完走できても相当な苦行”になると思いますし、そんな状態ではメカトラは発生して当然。

体力的なベースはロードで作るのはMTBに乗る人の間でも常識なので、ロードに乗る時間を少しだけMTBに置換して頂ければOKですよ。

林道だけ走っていても面白くないんで、一緒にトレイルを走りに行きませんか?