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休みが明けたら届いていたので、早速組んでみました。
SCULTURAはスクルトゥーラと読むんですが、メリダのロードラインアップの中では最もメインに位置するオールラウンドロードバイク。まぁ特にロードにジャンルはありませんが、あえて”エアロ”を別枠にするなら、ですかね。
フレームは上から
SL TEAM
PRO
EVO
の3種あります。
同型ではなく、形状も異なります。SLは明らかに太いですが、BB周りがスマートなのは非常に好感が持てますし、意味がある形状だなと感じます。
しかしカーボンは乗ってみないと分からない。
2月にも乗りましたし、先月のディーラーキャンプでも乗りました。しかし、自転車屋さん的には自分で組んで、自分の好みにして乗ってみると、乗ったあとのフィーリングを理解し易いんですね。
完成車仕様からの変更点は以下の通り
ワイヤをシマノのPTFEに
インラインアジャスタは外す
シートピラーをGDポストに
サドルをSMPに
ステムとハンドルバーをZERO100に
バーテープはOGK
ワイヤはJagwireのL3が使われていたのですが、Jagwireを信用していない?好きじゃ無い?良くない?ので、シマノに変更しました。PTFEワイヤにあるオイルを注して使うと引きの軽さは段違い。
インラインアジャスタとはアウターワイヤの途中に挟んでワイヤテンションを調整する為のもの。フレーム軽量化とコスト削減の為に徐々に無くなっているテンションアジャスタを補完する為のものなのだけど、僕の考えでは”トラブルの元”になり邪魔なので除去。あった方が良いという意見もあるでしょうし、それも理解できます。しかし、僕のオススメは無しがいいです。手元でテンション調整できませんが、ちゃんと整備しておけば問題ない範囲です。
ピラーはセライタリアとFSA共同開発?のモノリンク式で、それに準じたSLR系サドルが付属。単にSMPが好みなので変更したのがまずきっかけ。そしてカーボンピラーならグラファイトデザインが精度抜群でとても良いです。
フレームが47サイズだとステムは90ミリ。モノリンクポストに90ミリだとだいぶ真ん中に乗るイメージなのでしょうか?折角シート角が寝ているので25ミリセットバックに100ミリステムで大きく乗りたいと思いました。身長164センチなのですが、リーチは175程度あるのでハンドル位置は割と遠目です。
ハンドルバーはRTM形状が好きですね。REDのシフターとの相性も良い感じでした。
ホイールはチューブレス対応の為、IRCのRBCCやLightをインストールしようと試みたのですが、DTのこのホイールはリム断面が中途半端なのでビードが上がりません。上がったっきり落ちなければ良いんですが、上がらないということは落ちやすいという事。つまり、低圧時にビード落ちの心配があります。ゆえ、チューブレスでの運用を断念。タイヤは完成車仕様通りのヴィットリア ディアマンテプロ ラディエールをテストしています。
このタイヤ、空気圧の割に縦方向へたわみが大きいですが、転がりがスムーズ。22Cの為か?コーナーリングでの接地感が薄く、ラインコントロールには苦労しました。体重が乗り切らないフィーリングなので、怖がると外に膨らみますね。好みで言えば好きじゃ無いタイヤなので、早々に交換すると思います。MASSA T2301、コンチの4000S、あるいはIRCのRBCCからチョイスするでしょうね。
ホイール自体のフィーリングは非常に良好。以前から”パリッとした手組”という印象がこの辺りのDTからはしていたのですが、継続されているようです。スポーク数やリムハイトから40キロ近辺で頭打ち感があるものの、普段使用には大変良いと思いました。ただ、振れ取りですらメーカー預けになってしまうのは不便なので、スペアホイールが必要でしょう。しかし、この価格の自転車を買う方なら、スペアホイールや決戦ホイールの一本や二本は持っていらっしゃるでしょうから、問題になりませんよね。
New REDの使用感は良好。シマノレベルの信頼性を各部に期待するとそれは誤りだと思いますが、製品としては十分に評価できるレベルです。ダブルタップの使用感については述べません。あくまでレバーの形状や感触は好みの範囲ですし、あくまでコスト制限の中で使いこなすべきパーツだからです。不具合はありません。フロントの変速も好調です。
今朝、朝練で60キロほど走ってみた感じです。
結構気に入りました、個人的に。スカスカやガチガチのバイクは好きじゃ無いんです。これは違いますよ。
走行感はとにかく軽いのですが、重量で軽いという感じのサプライズはあまりなく、むしろ好印象。剛性は高いです、もちろん。プロツアー選手仕様ですから。でも、速度を維持しやすいんですよ。
35キロ以上での維持がし易いので、アンダー40での巡航も悪くないですよ。てっきり”スタートダッシュ命系”だと思われがちなのが、軽量バイクの定石なのですが。僕みたいに貧脚だとPROグレードの方が乗りやすいのは確かですが…やはりSLに乗りたいじゃないですか!
ハンドル、ステム、サドルなど好みのあるパーツ以外で言えば、アッセンブルは良好と言えます。ホイールにアレが欲しいコレが欲しいと言うのは当然で、それは乗り手の目的次第です。その時でもRR1450は練習用まで幅広く使えます。
しかしまぁ、フレーム価格で26.9万円という価格からは想像できない走りですね。普通に速いですw ”ブランド代”無しでこの価格と言いますが、メリダがブランドになっているヨーロッパでは普通にこの価格が受け入れられています。
是非28日の試乗会でも味わってみて下さいね。